2016年04月26日

なぜ生きるのか。その答えをここに。


なぜ生きるのか。その答えをここに。


先月、映画【あん】のロケ地巡りで、東京都の久米川駅周辺と多摩全生園に行ってきました。

多摩全生園はハンセン病の施設です。あん、は、樹木希林さん演じる、ハンセン病患者であった徳江さんがストーリーの中心になって展開していきます。多磨全生園もロケの舞台になっています。


ハンセン病は、大学院の頃に、教授がかかわりがあったこともあり、群馬は草津の栗生楽泉園まで足を運び、今は亡き、ハンセン病違憲国賠訴訟全国原告団協議会会長として、元患者の権利保護を訴えた谺雄二(こだまゆうじ)さんにお会いして、お話を伺ったこともあり、国の患者さんに対する扱い、時代、に複雑な気持ちを抱いていました。

この映画あんでは、作者のドリアン助川さんの、生きることへの意味、のメッセージが込められています。


学生に、インタビューすると、
●将来だれかの助けになりたい
●人の役に立ちたい


という回答がかえってくる。生きること、人生の意味とは、だれかの役にたつことであったり、何かを成し遂げることであったり、それが立派であると捉えられているが、では、ハンセン病を患い、隔離されて、生きてきた患者さんの人生とはいったいなんなのか。

その答えを、この映画を通して伝えていきます。

その回答とは、
神との対話よろしく、スピリチュアルでよくいわれる、この瞬間を味わい、この世界を感じること、それこそが生きる意味、である、という考え方と同じなのですが、この言葉だけ切り取られると、なんとなく、やすっぽい、理想論を述べているだけ。そんな印象を抱いてしまうのは僕だけでしょうか。


しかし、映画全体を通して、そして徳江さんの口から語られたとき、この人生観に胸を打たれます。
この徳江さんのメッセージは以下のとおりです。英語の役は、シンガーの友人のAnちゃんが教えてくれました。



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あんを炊いてる時のわたしは
when I cook the an

いつもあずきの言葉に耳をすませていました。
I always listen for the stories the beans tell

それはあずきが見てきた
Its a way of imagning

雨の日や晴れの日を想像する事です
the rany days and sunny days
the beans have seen


どんな風に吹かれてあずきがここまでやってきたのか?
what breeze blew across the beanstalks?

旅の話を聞いてあげるの
Listen to the story of their journey


そう、聞くんです
yes lesten to them


この世にあるものは全て言葉を持っているとわたしは信じています
I believe that everything in this world has a story to tell



日差しや風にたいしてさい.耳をすます事ができるのではないかと思うのです
Even the sunshine and the wind
I think you can hear their storise


私達はこの世をみるため
聞くために生まれてきたの
だとすれば、何かになれなくても
私達は、私達には
生きる意味があるのよ

we were born into this world
to see it and to listen to it
I think whatever we become
we have each of us has
meaning in our lives


****
生きる、ことの回答を、この映画を通して、あらためて教えてもらった気がします。ともすれば、目標達成に追われて、それこそが意味あることと、思いがちですが、そうではないんです。この世界に生まれてきた理由は、もっとシンプル。未来のどこか、いつか、に、意味が生まれるわけではないんだ。それを思い出させてくれました。



予告編はこちらです。
posted by 橋本翔太 at 16:31 | ★ 【エッセイ】飛躍へのヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする